ニューヨークでミュージシャンとして活躍する一面、自閉症の子供と向き合う現実との戦い
by gakuandben
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推薦文・プロフィール
タケカワユキヒデさんから推薦を頂きました!
 「自閉症の子供を持つ親が勇気づけられるだけでなく、自閉症のことをよく知らない人たちにとっても、とても意味のあるエッセイだと思います。
 また、生のニューヨーク事情も知ることもできる。なんとも、幾重にもお得な素晴らしいエッセイです。

プロフィール
高梨 ガク
64年東京生まれ。ベーシスト。18歳でプロ・デビュー後、90年に渡米。ソウル、ジャズ系の音楽を中心に幅広い音楽活動を続ける。ポリスターより自己のバンド
『d-vash』(ディバッシュ)”Music Is”が発売中。
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NOISE
刺激の快楽というのがある。その刺激が自分で日常的に作り出せるとしたらどうだろう? ベンが隣の部屋で机を叩くノイズはまさにそれだ。叩くことによる刺激と音。重い自閉症の人は度がすぎて、自傷するまでになってしまうことも多いのだが、ベンの場合は幸い怪我をするには至らない程度のもの。

思い起こせば、2、3才の頃からいろんな刺激を楽しんでいた。目の前で手を降ってちらちらとした視覚を楽しむのに始まって、とにかくぴょんぴょんと跳ねていた時期もあった。目の近くに手をかざしながらくるくる回るというのは、今でも時々やる。これは、大きな室内ホールのようなスペースに行くと必ずとる行動なので、何か、周囲の環境や音が関係しているようにも思える。

叩くことによる手と音の刺激は8才を過ぎたあたりから始まって、ここ数年だんだんとひどくなってきている。最初のうちは、体や壁を軽く叩く程度で収まっていたのが、体の大きさも伴って叩く強さも激しくなり、だんだんとエウカレートしてきた。力が強くなっているのに、いつもの調子で叩くものだから、物を壊してしまう。最近はLCDスクリーン(モニター)やキーボード、学校のプロジェクターを叩いて壊してしまい、さすがに参った。だけど、一番問題なのは、去年あたりから興奮するとチックのように叩くのを繰り返してしまうのと、この叩く癖が時に人にも向かってしまうようになったこと。

ひどいかんしゃくを起こした時に暴力をふるってしまう。暴力といってもひっかいたり、腕を強く握ったり、蹴飛ばしたりというレベルのもので、叩く刺激行動の延長線上にあるもののように感じる。だけど、その対象が母親にはじまり、先生、友達と、だんだん広がってきているのが良くない。

見ていると、たまったフラストレーションが噴火したかのような勢いで、止めるのも大変だ。ただ、本能的なものか男性にはアタックせず、かならず女性か、男なら自分と同じ年頃なのが、力関係に対して冷静であるようにも思える。

この前も隣に座っている女の子の持ってきた本が見たくて、それを拒んだその子をひっかいてしまったらしく、学校から電話がかかってきた。その前は給食のおかわりが原因で先生のことをひっかいている。母親に対しては、ほとんどがベッドタイムの前にコンピュータをやめさせる時で、必ず僕が仕事で居ない時に起こる。

人を傷つけるのも大変なことだけど、見かけは普通に見えるベンが、見知らぬ人を叩いてしまい、殴り返されるなんていうこともあり得るので早めに何とかしたいものだ。(以前、土曜日に行っているリクリエーションで、他の大きい男の子に殴り返されて、パニック状態で帰ってきたこともあった。)

薬でコントロールした方が良いのかとも思い、医者にも相談したが、かんしゃくを起こした時のためだけにいつも薬を飲むというのもあまり勧められないという意見だったので、先週から、行動管理の先生に来てもらい、かんしゃくを起こした時のコントロールの仕方を教わるプログラムを始めている。
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by gakuandben | 2006-04-25 23:34 | 自閉症に関して
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