ニューヨークでミュージシャンとして活躍する一面、自閉症の子供と向き合う現実との戦い
by gakuandben
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推薦文・プロフィール
タケカワユキヒデさんから推薦を頂きました!
 「自閉症の子供を持つ親が勇気づけられるだけでなく、自閉症のことをよく知らない人たちにとっても、とても意味のあるエッセイだと思います。
 また、生のニューヨーク事情も知ることもできる。なんとも、幾重にもお得な素晴らしいエッセイです。

プロフィール
高梨 ガク
64年東京生まれ。ベーシスト。18歳でプロ・デビュー後、90年に渡米。ソウル、ジャズ系の音楽を中心に幅広い音楽活動を続ける。ポリスターより自己のバンド
『d-vash』(ディバッシュ)”Music Is”が発売中。
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Leave me alone
日曜日は映画を見たい次男と、見たくないベンで、二手に分かれることにした。妻が次男を「パイレーツ・オブ・カリビアン」に連れて行き、僕はベンといつもの本屋に行く。ベンは最近映画館でも大人しくしていられるようになったのだが、この映画は好きではなかったようで、最後まで拒み続けたのだ。きっと、予告編を見たときに怖いと思ったのかも知れない。

二人で本屋に行くと、ベンが変な行動をとったり、大声を出したりしないように、一応何となく近くに居るのだが、本屋中をぐるぐると歩き回っているので、見失うことも多い。そんなわけで、監視がおろそかになってしまうことも多いのだが、2人だけで行ったこともあり、僕はベンの後をくっついて回っていた。

すると驚いたことに、ベンが僕がついて回るのを嫌がる。「Daddy, go away」(あっちへ行って)「Don’t border me」(邪魔しないで)「Leave me alone」(一人にしておいて)と、知ってる限りの言葉をあびせて来る。何か、見られてはまずい本を読んでいるのかと、さりげなくチェックしてみるが、そういった問題でも無いようだ。

親と一緒に居るのがカッコ悪いと思っていた時期は、僕にも覚えがあるけれど、それにはちょっと早すぎる気もするし、おまけに一人で本屋に来ることも不可能なのは自分でもわかっているはずなのに、ついて回られるのはうざったいようだ。

どうやら、ベンなりに自由な感覚を楽しみたかったようで、近くの棚からこっそりと覗いてみると、あまり独り言も発さず、にこにこしながら本を読んでいる。多分、僕からいちいち「ベン、静かにしなさい」とか、「本を叩くな!」と小言を言われるのが嫌なのだろうと思う。でも、仮免のドライバーがやがて一人で運転できるようになるように、ベンが一人で本屋に行ったりできるようになる可能性を感じさせるわけでもあり、そのまま見守ることにした。

自閉症者の一人立ちが難しいのは、予期しないケースに対処するのが難しい点にある。いつも同じように進んでいることなら問題なく出来ても、ちょっと違うことが起こるとパニックになってしまうことが多いからだ。だから、特に都会、さらに予期しないことだらけのニューヨークでは相当な試練となるだろう。
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by gakuandben | 2006-07-19 04:39 | 自閉症に関して
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