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ニューヨークでミュージシャンとして活躍する一面、自閉症の子供と向き合う現実との戦い
by gakuandben
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推薦文・プロフィール
タケカワユキヒデさんから推薦を頂きました!
 「自閉症の子供を持つ親が勇気づけられるだけでなく、自閉症のことをよく知らない人たちにとっても、とても意味のあるエッセイだと思います。
 また、生のニューヨーク事情も知ることもできる。なんとも、幾重にもお得な素晴らしいエッセイです。

プロフィール
高梨 ガク
64年東京生まれ。ベーシスト。18歳でプロ・デビュー後、90年に渡米。ソウル、ジャズ系の音楽を中心に幅広い音楽活動を続ける。ポリスターより自己のバンド
『d-vash』(ディバッシュ)”Music Is”が発売中。
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ロックな輪廻現象
アメリカでは、ローティンの時点で既にロックな趣味が芽生えるようだ。

それはきっと、親の影響が一番大きく、学校や本、テレビの影響もあるだろうが、次男に関してはこれといったロック教育をしたわけでもなく、何となく60年代のロック・カルチャーが好きになっていった。

それは、ビートルズにはじまり、レノン、ジョージ、そしてジミ・ヘンドリクスと幅を広げて行き、今はウッドストック世代のヒッピー・カルチャーとジョン・レノン。

僕自身それほどのロックファンではないし、ソウル、ジャズの方に興味があったので、ビートルズに関しても逆に教えられる事の方が多い。ただ、レコードを集める趣味があったので、家にレコードがたくさんあることから、CDではなくジャケットも楽しめるレコードが好きになったのも大きな要素でもありそうだ。

ダウンタウンの中古レコード屋に行き、ビートルズのアルバムを買ったり、ビートルズやウッド・ストックの映画を借りて見たりしているうちに、具体的な音楽の趣味が形づいてゆき、今は立派なクラシック・ロックのファンだ。

面白いなと思って見ていたが、この現象は今の子供全体にあり、特に親が音楽好きである家庭の子は、こういったパターンになることが多いようで、必ずクラスに何人かはこういったロック・キッズ的な子が居るようだ。

ポケモンや遊戯王の後はビートルズにレッド・ツェッペリン、そしてAC/DCという流れも急な気もするが、何か子供の心をつかむものがあることには間違い無い。

ターゲット(総合量販店)に行けば、ビートルズ、ヘンドリクス、AC/DCのTシャツが、大人用と子供用共にあり、GAPのテレビコマーシャルではC/DCのバック・イン・ブラックがヘップバーンの古い映像と合わせて使われていたりして、クラシック・ロックは世代を超えた人々の心を確実につかんでいる。

アメリカには多くに人種がいるので、すべてに同じ好みが通用するという訳では無いが、それぞれのカルチャーの中で音楽が確実に息づいているのが感じられて楽しい。

ただ、ドラッグや暴力と結びついていってしまう音楽は、悲しい限りで、音楽を好きな親こそ、本当の素晴らしさを子供に教えてあげることが大切に思えてならない。バンドや音楽に傾倒するあまりに、彼らと同じ生き方をしてみようとする子供がいるからだ。

彼らの憧れであるミュージシャン達が残してゆく問題は、まさにアメリカの抱えている問題そのものでもあり、ドラッグと銃が浮き彫りになる。ヒップ・ホップのラジオ局の玄関で、敵対する局の関係者にDJが撃たれたり、ラッパーが出演後に狙撃されるなんていう事件も多い。ロック・ミュージシャンは警察に逮捕される以前に、ドラッグのやり過ぎで死んでしまう。

音楽が好きな人こそ、音楽で不幸になってもらいたくないと思うものであり、素晴らしいアートを楽しみながらもそういった点についてきちんと説明しておくことが大切だろう。

閉店の決まった老舗ライブ・ハウスCBGBのギャラリーで、先週、演奏するチャンスがあった。まさに、イースト・ビレッジのパンク・シーンの生き証人であるかのようなその店の前には、タイム・スリップしたかのようなパンク・ファッションの若者たちでいっぱいだった。
ロックな輪廻現象_f0097272_22412519.jpg
by gakuandben | 2006-10-09 22:48
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