ニューヨークでミュージシャンとして活躍する一面、自閉症の子供と向き合う現実との戦い
by gakuandben
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推薦文・プロフィール
タケカワユキヒデさんから推薦を頂きました!
 「自閉症の子供を持つ親が勇気づけられるだけでなく、自閉症のことをよく知らない人たちにとっても、とても意味のあるエッセイだと思います。
 また、生のニューヨーク事情も知ることもできる。なんとも、幾重にもお得な素晴らしいエッセイです。

プロフィール
高梨 ガク
64年東京生まれ。ベーシスト。18歳でプロ・デビュー後、90年に渡米。ソウル、ジャズ系の音楽を中心に幅広い音楽活動を続ける。ポリスターより自己のバンド
『d-vash』(ディバッシュ)”Music Is”が発売中。
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Big Mr. Sunshine
こうしてブログを書いていると、何だか良い話ばかりで自分が相当な人格者にでもなったように見えてしまうが、実際には親としてのわがままな部分も自分にたくさんあると思う。

昨夜も仕事から帰って来て、11時を過ぎても寝ないベンを怒鳴りつけてしまった。

というのも、実は借りて来たDVDが新作翌日返しで、今夜のうちに見ておかないといけないという、誠に勝手なこちらの理由によるもの。

毎日のパターンである、チャプター・ブックの朗読をしている間、ベンは部屋のドアを開けておかないと気が済まない。狭いアパートでは、ドアが開いていると映画の音が気になるベンにとっては、とても睡眠どころではなくなってしまうのだ。

昨日は、読み始めるのが遅かったせいで、かなり遅くになっても読み終える気配はない。こちらも見始めるのが遅くなってしまうと睡眠時間に影響してしまうので、早く見始めたい。もっと時間のある時に借りて見れば良いのに、大人げのない話だ。

疲れていたので、映画を見てリラックスしたいという思い込みもあった。何だか当てにしていた事が出来ないというだけで、僕などはすぐにイライラしてしまうのだ。よく考えてみれば、いつもベンがしている事と同じじゃないか?

とにかく怒鳴りとばしてストレスを発散させているという分析もある。ドアを閉めるのをかたくなに拒否するベンに向かって、「ベン!夜のちょっとの間のリラックス・タイムなんだよ。少しはダディにも時間をくれよ!」と大声を出す。後から考えれば、自然とビヘイビアー・マネージメントのクラスで教わった、I(アイ)・ステートメントになっていたのだったが、怒鳴ってしまっては全く意味が無い。

同じ部屋で寝ている次男も「寝れないよ!静かにして」と言い出す始末。しかし、いつもなら、こんな事になると泣き出して、パニックになってしまうのだったが、昨日は本を読むのを明日にして寝るように言うと、すんなりとドアを閉めて寝はじめてくれた。

「何だ。こんなことなら始めからそう言えば良かったな」と反省する。ドアが閉められないのは本を読んでる間のベンの規則であって、読み終えた後は必ず閉めてから眠るのだ。

朝、目覚めるとベンがベッドの脇に来て、「Daddy, I am sorry for last night, I was upset」(昨日はごめんなさい、混乱していました)と言う。こちらも驚いて、「いや、あれはダディも勝手だった。怒鳴った事を謝るよ」と言って手を握ると、「That's OK, Dad」と言ってくれた。

僕はその時に、ベンに自分の生の感情をさらけ出して、始めてもらった返事のような気がして、とても嬉しい気持ちになった。イライラがそのまま八つ当たりに発展する、普通の家族みたいな喧嘩が出来たような気さえしたのだ。

少しずつでも、自分の感じた気持ちを正直に伝えてみよう。どうせうまく伝わらないからなどとあきらめずに、こだわり行動などに対してでも、こちらの気持ちをきちんと説明してみるのが大事だなと思った。

そうすれば、彼なりの理解をしてくれる時が来るかもしれない。


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寝静まるのを待たずに見始めた「リトル・ミス・サンシャイン」はとても好きな映画でした。
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by gakuandben | 2006-12-15 14:56 | 自閉症に関して
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