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タケカワユキヒデさんから推薦を頂きました!
「自閉症の子供を持つ親が勇気づけられるだけでなく、自閉症のことをよく知らない人たちにとっても、とても意味のあるエッセイだと思います。 また、生のニューヨーク事情も知ることもできる。なんとも、幾重にもお得な素晴らしいエッセイです。 プロフィール 高梨 ガク 64年東京生まれ。ベーシスト。18歳でプロ・デビュー後、90年に渡米。ソウル、ジャズ系の音楽を中心に幅広い音楽活動を続ける。ポリスターより自己のバンド 『d-vash』(ディバッシュ)”Music Is”が発売中。 以前の記事
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週末の夜は仕事が終わると夜中の1時を過ぎてしまうことが多いけれど、先週末は早めに終わることが出来たので、パーカッションの友人の仕事場へお邪魔することにした。
ミュージシャンにとって、夜の仕事場というのはもちろんクラブのショーであり、 コロンバス・サークルにあるディジーズでの列に最後のショーの始まる10分前につく。 3回目のセットということもあり、リラックスした雰囲気の中登場したシンガーはマーク・マーフィ。あのサミー・デイビス・ジュニアに才能を見いだされたというのは僕もバイオを見るまでは知らなかったのだが、50年代から活動しているキャリアを持ち、今回は75歳のバースデー・ライブということだった。 男性ジャズ・シンガーという過酷な分野で、常に輝き続けていられる理由は登場して歌い出すや否や納得させられた気がした。歌い出す彼の目は、次に起こる事への期待と喜びに満ちあふれていたのだった。 果たして自分が75歳という年齢になった時点で、同じ目をしていられるだろうか?いぶし銀のような魅力という言い方もあるが、そういった名人芸を見るのとはまた違ったエネルギーが伝わってくる。「熟練した若いスピリット」というのがぴったりの表現か? ハプニングの連続という意味では、ベンとの生活で得られた柔軟性がある。人生においての変更とか予定とかいったものにすがりつくこともなく、時間の軸に沿いながら対応してゆくのは、まさにミュージシャンにはうってつけの環境なのかも知れない。 きっと、僕は新しい何かを見つけるために、音楽を志し、子供を育てているのだ。 「何年もライブをやってるけど遅いショーになる程、客層が良くなるんだ。何故だかわかるかい?車や電車ではなく、歩いてこれるシティー・ピープルが遅いショーに来るからなんだよ」なんていうきわどいジョークもさらりと言い流す。ポルトガルの歌を歌う前には「ポルトガル人が日本に行かなかったら、日本人はサンキューと言えなかったんだぞ。ムイト・オブリガード、アリガート。ほらな!」といった大ウソまで飛び出し、絶好調のマーク。その後歌ってくれたのは、イバン・リンスの名作マダレナとウ゛ェラスだ。 定年退職をした後、古い電池が切れてしまうかのようにパタリと死んでしまった父のことを思い出さずにはいられなかった。74歳だった。
by gakuandben
| 2007-03-21 23:57
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